こんにちは。いぬのおしりスタッフ渡邉です。
2020年7月25日からスタートしたいぬのおしりは、もうすぐ2周年を迎えます!
この2年間で、80を超えるご家族にご依頼を頂きました。
経験を重ね、私たちもようやくご家族の方の気持ちに寄り添うお別れのカタチを試行錯誤できるようになってきました(まだまだ精進ですが…)。
いぬのおしりについてもっと知って頂けるよう、私たちスタッフの想いを紹介していきたいと思います!
私たちスタッフがご家族と愛犬のお別れをお手伝いさせていただいている中で、いつも心にとどめているのは、“ご家族が望まれることはできる限り叶えたい”ということです。
「やってあげたい」気持ちは、話すことが出来ないわんちゃんへの大きな愛情です。
お別れのカタチに決まりはありませんので、一見難しそうな事でも叶えられる方法を探したいと常に思っています。
『最期はまったくごはんが食べられなかったから、火葬の時に持たせてあげたい。たくさん持って行ってほしい』
『歩けなくなってしまったから、火葬の前に車で散歩コースをまわってこよう』
『寂しくないように家族の写真を入れたい、手紙も書きたい』
『肉球スタンプと遺毛を残したい』
これらは、叶えることができたご遺族のご希望の一例です。
実際ご家族の方からご提案を頂いたこともあれば、反対にお話を聞かせて頂く中で私たちから提案させて頂いたこともあります。
スタートしたばかりの頃は中々提案できずもどかしかったのですが、少しずつご提案できる数を増やしていけるよう、これからも努力していきたいと思います。
いぬのおしりのスタッフとしての条件は『いぬ好きであること』が大前提になります。
井上がいぬのおしりを立ち上げる際、私たち社員にかけた言葉は
「この中でいぬ、好きな人」
という一声でした。
単にいぬの事が好きな人を聞いているのかと思っていたのですが、この後聞かされた「人間と全く同じ葬送儀礼(葬儀)」じゃなく、「犬の立場・飼い主の立場で考えるお別れ」の話にチクっと刺さるものがあったのです。
私の愛犬は11年前、合同火葬でお別れをしました。その時は、他の動物たちと一緒に火葬できるから寂しくないと納得していました。
しかし今でもふと思い出すのは、知らない子達と一緒で果たして本当に寂しくなかっただろうかということ。
置いてきてしまった後悔を未だに感じています。
愛犬とのお別れを経験している私たちが感じた疑問や後悔をご家族の方に感じてほしくないという想いは、これからも変わることはありません。
そして、やはりわんちゃんを飼っていた・飼っている人であれば、亡くした悲しみも、ともに過ごす喜びも、わが子同然の愛しさも分かる。同じ境遇である飼い主・家族の想いに共感していけると考えました。
いぬ好きによるいぬ好きのためのご葬儀として、安心してお任せしてもらえるようにという願いもあり、いぬのおしりはわんちゃん専用になったのです。