犬との関係は、飼い主とペットというより、友達や家族という感覚。とにかく「犬と一緒に過ごす毎日」が大好きです。仕事でクタクタになって帰っても、かわいい愛犬が玄関まで迎えに来てくれたら、もう疲れなんて吹っ飛びます。晩酌する時も隣で話を聞いてくれて、「そうか、お前はわかってくれるか」なんて言いながら飲んでいます。
「いぬのおしり」を始めたのは、愛犬を亡くして悲しむ人を、同じ犬好きの人間として少しでも癒やしてあげたいと思ったから。私自身もこれまで2匹の愛犬を見送ってきましたが、その際の葬儀サービスは、親バカならぬ「犬バカ」の視点で見ると、疑問を感じる部分も多かったんです。
だからこそ、本当に犬のことを考えた「おわかれのかたち」を考えるべきなのではないか。そしてそれを担うのは、他の誰かではなく自分なのではないか。葬祭会社で働いていることもあって、私の中にそんな使命感が日々強くなり、やがて今回のサービス立ち上げの話へとつながっていったのです。
運営メンバーには、自他共に認める「犬バカ」を選びました。もちろん葬祭会社の社員としての確かな経験も持っています。きっと飼い主様の想いに共感し、その犬(子)にとって一番嬉しい「おわかれのかたち」を実現できるはずです。
ステラとの出会いは16年前。犬好きの主人が「すごく可愛い子を見つけたんだ!」って、私をペットショップに連れて行ったのが最初です。私自身は「見るだけならいいか」くらいの感覚だったんですが、ステラと目が合った瞬間にダメでした。「もう今日連れて帰りたい!」となっちゃって。
それから16年。子どものいない私たち夫婦にとって、ステラはまさに子ども同然の存在です。主人との会話も、ほとんど全てステラのこと。それくらい私たちの人生に深く関わる、まさに「かけがえのない家族」なんです。
そんな私ですから、ワンちゃんと家族として過ごす気持ち、そして失う気持ちはわかるつもりです。「いぬのおしり」の話を聞いた時も、「ぜひやらせてほしい」と思いました。
今回、念願かなってメンバーとなりましたので、全力で臨ませていただきます。よろしくお願いします。